前回の記事で分かったこと。それは私の記憶力はカエル並だということ。いつ何をしたかの具体的記憶がスッカスカなのですが、誰も私の年表に興味はないでしょうし、その時々でどういうことを感じたかという部分にフォーカスしてまとめます!

ブログ迷走記

全10回のシリーズ2回目。最初の記事はこちら

Webライター期

この時期は

特化ブログが軌道に乗ってすぐ、Webライターを始めることに!という時期。

ブログが楽しくて仕方がなかった時期。何故Webライターになったのかその経緯が全く思い出せない…!

多分なのですが、クラウドワークスに興味を持ったのと、ライティングスキルを伸ばしたいと思ったからなのではないかと思います。(曖昧…)

最初にもらった案件の編集者さん達と結構きちんと信頼関係ができて、ブログとの両立がんばるぞ!と思ったはずです。

そしてなんだかんだその後3年くらいWebライターを続けることに

ここで問題です。

初心者がWebライターとブログの両立させることは果たして可能なのでしょうか?

Webライターとブログの両立は可能なの?

Webライターとブログの両立は可能か?の答え。そればずばり!
人による。
です。

素晴らしい記事を量産できる才能のあるライターさんは沢山いらっしゃいますし、ブログと両立されている方もいることでしょう。本当に尊敬します。

ただ、私の場合は結果的に無理でした。最初は頑張っていたんです。ただWebライターはどんどん書かないと報酬にならない厳しい世界。

ある程度の量をこなすことと速度を求められますし、締め切りにも追われます。1本終わったらすぐ次の記事にエントリーという繰り返しの中、ブログの更新は少しずつ減っていき、月1〜2本更新できればいい方…という感じになっていきました。

ブログはストック型と言いますが、それはある程度良質な記事が増えてから言えることで、スタート間もない時期は別。燃えていた時期にまったり更新になってしまったことが今でも悔やまれます。

あの時、最初の特化ブログに専念してガーッと更新していたらどうなってただろう?という疑問は今でも感じています。その問いかけが今、雑記ブログ立ち上げに当たっての50記事までほぼ日更新宣言に繋がっているわけですね。

ある程度ブログの「箱」が出来るまでは、アクセルをふかす期間は必要だというのが私の個人的な意見です。

ただWebライターになったことが全くの失敗だったかというと、それも違うような気もします。物事にはメリットとデメリットがありますよね。私が感じたその両面をまとめます。

ブロガーがWebライターになるメリット

ブロガーがWebライターになるメリットは、良い編集者・クライアントに出会えればという前提がありますが、スキルアップにつながるということ。

具体的には次のようなメリットを感じました。

  1. ライティング力が身に付く
  2. SEOを学べる
  3. 仕事をする上でのコミュニケーション能力が身に付く
  4. 書いた記事がすぐに報酬になる
  5. 世間的に、ブロガーより職業感が強い

記事を書いてもそれがお金になるのかどうかは全く分からないブログと違い、すぐに報酬という形で目に見える結果が出るのは当初は魅力に感じました。

また残念ながら、世間一般ではブロガーよりWebライターの方が職業として認知されやすいようなので、それもメリットになるのかな…。

ブロガーがWebライターになるデメリット

私が感じたデメリットは以下の通り。

  1. 締め切りに追われてブログに時間を割けない
  2. 誤ったSEOを教えられる可能性も
  3. いろんなクライアントさんがいるので注意
  4. 自分でコントロールできないことが多すぎる

ブログとの両立を!と決意していても、締め切りがあり、書かないと報酬にならないWebライターの仕事をどうしても優先しがちです。

両立するには時間管理と、記事の量産ができるスキルが必要になるでしょう。私はブログの更新が滞る結果に。

後は本当にいろんなクライアントさんがいるので、そこを見る目は必要ですね。マニュアルに納得がいかないまま仕事を受けると、お互いのためになりません。

それともうひとつ。私が一番大きいと思うデメリットがあります。それが私が第一次やさぐれ期と呼ぶ時期に繋がっていきます。

第一次やさぐれ期

この時期は

説明しよう!やさぐれ期とは、寄せては返す波のように訪れる
「どうせブログなんて稼げない!ぺっぺっ!」
とやさぐれる時期のこと。第一次はWebライター期と同時にやって来た!

この後も、7年の迷走中に何度もやってくるやさぐれ期。初めてのやさぐれ期は、この時期にやって来ました。

優秀なライターさんが、寄ってたかって1日に何本もあげる沢山の記事。クライアントのメディアを大きくするために、毎日ライターさんによる素敵記事がアップされていくのを間近で見た私は、

「こりゃ個人ブログが勝てるわけないな!」

と完全に白旗をあげてしまったのでした。

後から考えると、私がWebライターになった最大のデメリットはコレです。気持ち的に降参しながら、前向きにブログを続けて行けるわけがないですよね。

しかしこのことは真実のようで真実ではないと言いますか、企業のサイトを抑えるような価値ある記事を書いている個人ブロガーさんは存在します。

分析やSEOをしっかり行い、抜かれたら更に研究しリライトして抜き返す。そういう努力を怠らない個人ブロガーさんを心の底から尊敬します。

ただ私のように、どうせ無理!というマインドでは、成功できるわけがないんですよね!

でもやはりどこかでブログを諦めたくない気持ちもあって、その辺の葛藤が原因だったのか、ライター3年目くらいに大スランプに陥ります。

流石に納期を落とすことはなかったんですが、次の記事にエントリーする気持ちになれないというか、パソコン自体を開くことが嫌になってしまうことに。パソコンの前に座れない。椅子までの距離が遠い…。

Webライターは自分ではコントロールできないことが多すぎですよね。納期もそうですし、案件もクライアントさんがポシャったら終わり。仲がよかった編集者さんも田舎に帰ったりして…。

ストレスなのかもしれませんし、今思うとストレートネックとか肩こりとかそういう体の調子の問題だったのかもしれないんですが、頭痛が続いて全く書けないという恐ろしい事態になってしまいました。

当然ブログどころではありません。ライターの仕事も休止することにして、ライティングからすっかり離れることに。

復活!

しばらくパソコン仕事から離れていると頭痛もよくなり、そうなるとかなり長い間放置していたブログが気になって来ました。

そこで、出し忘れていた弁当箱をそっと開けるような気持ちで、恐る恐るブログを開いてみることに。

さぞ異臭を放って腐り切っているだろうと思って怖かったのですが…開けてびっくり!

もちろんブログそのものに何の変化もなく、収益に関してもほとんど変化がなかったんですね。

一生懸命記事を更新しても大して結果が出ないとやさぐれていたのですが、こんなに放置しても大して減っていないということに驚きを感じました。

これがストック型ビジネスと言われる所以か…と改めてブログの力を見直すことに。

少しずつ昔の記事をリライトしていくか…と思い、古い記事を開けて見ました。

昔の記事は恥ずかしくて消したくなるという話をよく聞きますが、私は別の印象を受けました。

マニュアルに縛られずSEOを知る前、私ってこんな文章を書いていたんだ…という驚き。

もちろん下手くそでボリュームもないし記事としてはダメダメなんですけど、何というか、新鮮だったんですよね。

そうか、私ってこういう文章を書く人だったんだ…。

正直その時まで、Webライターに戻るかどうか迷っていたんですよね。

でもこのとき、文章を書くことが楽しくて仕方がなかった頃の気持ちを思い出して、ライターになったことで得たものと失ったものを突きつけられたような気がして…。Webライターの仕事はきっぱり辞めることにしました。

ライティングはブログで!と決めてやっと、ブログと私のwin-win期がやって来ます。
win-win期と言っても、月○百万稼げた!みたいなウハウハな状況にはならないので安心してください!
私の迷走の歴史にそんな輝かしい実績はありません。(^O^)