クリスマスを扱った絵本はたくさんあります。子どもたちにとっては冬の大イベント、心が浮き立つクリスマス!わくわくする気持ちを大切にできる、読み聞かせに適した素敵なクリスマス絵本をピックアップしました。

クリスマスの絵本

サンタクロースってほんとにいるの?

この絵本は

作: てるおか いつこ
絵: 杉浦 範茂
出版社: 福音館書店
対象年齢:4才から

子どもに「サンタクロースってほんとにいるの?」と聞かれる日、それは親ならいつかは通る道。

お子さんにそう質問されたとき、皆さんはどう答えますか?この絵本はお父さんと子どもの会話から、サンタクロースは本当にいるのかという究極の質問への答えを明らかにしていきます。

決して子どもの夢を壊す絵本ではありません。しかし、ある程度サンタさんというものに対して疑問を持ち始めている男の子が親に対してする、容赦ない質問が次々と出てきます。ですので、そういうお年頃のお子さんをお持ちの方に最適な絵本です。

「どうして僕の欲しいものがわかるの?」という質問に

「子供の欲しいのものがわかる人だけがサンタになれるんだよ。」という答え。

サンタクロースに対する父と子の会話は、秀逸そのものです。子どもとしっかり向き合い、サンタさんの本質が分かっている人にしか書けない絵本だと感じました。初出は福音館書店の「かがくのとも」1981年12月号です。

ぐりとぐらのおきゃくさま

この絵本は

作: 中川 李枝子
絵: 山脇 百合子
出版社: 福音館書店
対象年齢:3才から

名作「ぐりとぐら」シリーズの中から、クリスマスにぴったりの一冊です。

ある日森でぐりとぐらが見つけたのは大きな足跡。足跡を辿っていくとそこは彼らのお家で、謎のおきゃくさまが…というお話です。

大きな長靴と真っ赤なオーバーを着ている人…謎のおきゃくさまの正体はもうお分かりですね!

「ぐりとぐら」に続く第2作目。美味しそうなケーキが出てくるこのシリーズの醍醐味、いわゆる”飯テロ”も味わえますよ。

よるくま クリスマスのまえのよる

この絵本は

作: 酒井 駒子
出版社: 白泉社
対象年齢:3、4才から

わるいこにはサンタさんこないのかしら…

いいこにしか来ないというサンタさんが、来るかどうか心配で仕方がないぼく。

子どもたちがクリスマスの前に持つ不安な気持ちと、夜に現れるかわいいともだち「よるくま」とのひとときを描いた絵本です。

クリスマスを知らないよるくまに、ぼくはサンタさんの代わりになってあげることにして…

暗いけれど繊細で、静かできれいな夜を描いた独特の世界観。ぼくとよるくまのモーレツな可愛さと健気さに、大人のファンも多いシリーズです。

そして普段お仕事に忙しいお母さんも、しっかり子どもを愛しているんだよ…というメッセージも込められている名作です。

マドレーヌのクリスマス

この絵本は

作・絵: ルドウィッヒ・ベーメルマンス
訳: 江國 香織
出版社: BL出版

パリの寄宿舎で暮らす12人の女の子たち、その中で一番小さなマドレーヌ。クリスマス・イブの夜、マドレーヌの前に現れたのは…というあらすじを聞くと、当然サンタクロースの登場を思い描きますが、なんと現れたのは、じゅうたん売り?

意外性のある展開と、寄宿舎暮らしの女の子たちへの素晴らしい贈り物に心が暖かくなる一冊です。

超ロングセラーの名作「マドレーヌ」ですが、この絵本の訳はなんと直木賞作家の江國香織さんが担当しています。

どれだけ時が経っても色あせない絵本の魅力を、たっぷりと堪能できます。

メリークリスマス!えほんでたのしむアドベントカレンダー

PR・絵本ナビ

この絵本は

クリスマスまでのカウントダウンを楽しむアドベントカレンダーの24の扉には、イギリス発の小さな絵本が入っています。
出版社: ひさかたチャイルド

楽しいクリスまであと○日!とわくわくしながら1日に1つ扉を開けていく「アドベントカレンダー」。

扉には小さなアイテムやお菓子が入っているものなど、いろんな種類がありますが、こちらのアドベントカレンダーは、扉の中に小さな絵本が入っています。

1日に1冊楽しいお話を楽しみながら待つクリスマス。親子の時間を過ごしながら、近づくクリスマスへの期待が膨らんでいきますね!