不思議な赤ちゃん”ももんちゃん”と、きんぎょさん、さぼてんさん、そして動物や乗り物たちが活躍する「ももんちゃん あそぼう」のシリーズは、読み聞かせのしやすさと、小さな子どもの心を掴んで離さない魅力で保育園でも大人気!この記事ではそんなももんちゃんの絵本をご紹介します。

園で人気のシリーズ絵本

保育園でも大人気の「ももんちゃん あそぼう」シリーズ

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この絵本は

ももんちゃん あそぼう」のシリーズは、とよたかずひこ作・絵童心社の絵本。
2022年10月の時点で、シリーズ第23作が出ています。

「ももんちゃん あそぼう」は、子どもだけではなく保育士にも支持される、とよたかずひこさん作・絵の大人気絵本シリーズです。

ピンクの桃のようなおかお、おむつをつけた赤ちゃん”ももんちゃん”はとってもパワフル!

個性的なお友だちと一緒にどんどこ、とっとこ前へ進みながら、シンプルな力強さと共にときにハラハラ意外性のある展開をも見せてくれるストーリー。小さな赤ちゃんも、読んでいる大人も目が離せません。

対象年齢は

「ももんちゃん あそぼう」のシリーズの対象年齢は0・1才〜となっており、赤ちゃんから楽しめる絵本です。なかでも1才〜2才くらいがユーモアたっぷりの内容を楽しめるメインの年齢ではないかと思います。

ももんちゃん自身は、おむつをつけてとっとこ走る1才くらいの赤ちゃんに見えます。(実際にはナゾです)

保育園の小さい子どものクラスで大人気

このシリーズは、保育園の小さい子のクラスで人気です。理由はというと…

  1. 文章のリズムが抜群で読み聞かせやすい
  2. ももんちゃんや仲間たちが可愛くて楽しい!
  3. 男の子も女の子も楽しめる
  4. 意外性とユーモアで飽きさせない
  5. 子どもたちの反応がとてもいい

ももんちゃんは、赤ちゃんなんですけれども超人的なところもあるスーパー赤ちゃんです。でもお母さんが大好きで泣いちゃうときもある、子どもが自分と重ね合わせて感情移入することができるキャラクターなんですよね。

そして起きる出来事や出てくる登場人(?)物が意外性に富んでいて、ページをめくるごとに次は何が起こるんだろう、という期待感が止まらないお話です。

シリーズの中には、小さな子どもが大好きなかくれんぼや電車ごっこなどの遊び、そして何よりももんちゃんがとっとこどんどん走る姿が散りばめられていて、世界が広がり始めたばかりの小さな子どもの心をしっかり掴んでくれます。

読み聞かせにぴったり

保育園で支持される絵本の条件は、リズムがよく読み聞かせがしやすく、子どもの反応がいいことです。

ももんちゃんの絵本はこの2つを満たしており、保育園の小さなクラスの先生にも大人気。

もちろん園だけではなくご家庭での読み聞かせにもぴったり!です。

たくさんのシリーズ本が出ていますから、園にはない自分だけのお気に入りの本を探すのも楽しそうですね。

しつけのためになる教訓はあまり見出せませんが、とにかく楽しくて面白い絵本です。小さなうちから楽しい読書体験を積むことは、将来本好きの子どもになっていく道筋の第一歩。

そんな楽しい読書体験の最初の一歩にぴったりのシリーズです。

おすすめのももんちゃんの絵本

たくさんあるももんちゃんのシリーズの中から特におすすめの絵本をご紹介します。

どんどこ ももんちゃん

初めてのももんちゃんなら、まずはこちら。シリーズ1作目の「どんどこ ももんちゃん」からスタートです。

小さな赤ちゃん、ももんちゃんがどんどこ走って急いでいるのはなぜなんでしょう?というお話。

途中いろいろな障害がありますが、スーパー赤ちゃんももんちゃんははとにかく前へ進みます。最後に分かるその理由は、小さなお子さんなら誰もが共感できることでしょう。

リズムよく心地よい文章は、普通に読んでも楽しい読み聞かせになるので、読み聞かせ初心者にもおすすめです。

すりすり ももんちゃん

お砂場で遊んでいるももんちゃんのところへ、動物さんがやってきてすりすり。どうやらももんちゃんはいい匂いがするようです。やっぱり桃の匂いなんでしょうか?(ナゾです…)

そこへさぼてんさんがやってきて…というお話。

なんとなく不穏な感じがしますが、ハラハラしながら応援したくなるお話です。「どんどこ ももんちゃん」が好きならこちらもきっと好きになるでしょう。

こちょこちょ ももんちゃん

小さい子って、こちょこちょ遊びが好きですよね。そんな触れ合い遊びに繋がる楽しい作品。

こちらは「ももんちゃん あそぼう」シリーズの第12作目。かわいいおばけさんも出ています。

上記の「どんどこ ももんちゃん」「すりすり ももんちゃん」「こちょこちょ ももんちゃん」の3冊は、はじめましてのももんちゃん」として3巻セットでの販売もされています。

出産祝いや1才のお誕生祝いにも喜ばれそうですね。

ももんちゃん ぽっぽー

子どもが大好きな電車ごっこをモチーフにした作品。

おなじみの仲間、さぼてんさんと、きんぎょさんとおばけさんと電車(汽車)ごっこをするももんちゃん。途中トンネルがあって、そこへ入っていくと…というお話。

トンネルに入ってからの意外性ある展開は子どもの心をギュッと掴みます。

男の子でも女の子でも楽しめるももんちゃんシリーズですが、この本は乗り物が好きなお子さんなら更に楽しめるでしょう。

かくれんぼ ももんちゃん

子どもって「もういいかーい」で始まるかくれんぼが大好き。そんな大好きなかくれんぼを、スーパー赤ちゃんであるももんちゃんがするなら、楽しい予感でいっぱいです。

意外性のかたまりのももんちゃん、もちろんかくれんぼも期待を裏切りません。

この絵本はかくれんぼだけではなく、クイズのように誰が隠れているのか子どもに考えてもらうこともできます。

読み聞かせながら、掛け合いのように子どもに答えてもらえる、楽しみ方が広がる絵本です。

かわいい乗り物がたくさん出てくるのも推したい理由。

おめでとうのももんちゃん

こちらは「ももんちゃん あそぼう」のシリーズではなく、ちょっと特別な日にぴったりなお誕生日カード付きのポップアップ絵本。

きんぎょさん、さぼてんさん、おばけさんと一緒にお誕生日をお祝いできます。

ももんちゃんファンのお子さんのお誕生日やクリスマスのプレゼントに喜ばれそう。

まとめ

子どもが喜ぶ絵本は、子どもが共感できる主人公とともに、何が起こるかわからない意外性やハラハラ感のある展開、そして最終的にそれが解決されほっとした感情を呼び起こされる…という流れが共通点としてあると感じます。

ももんちゃんの絵本はその特徴をしっかり満たし、ユーモアたっぷりに小さい子供の心を鷲掴みにしてくれます。

また、誰でも読み聞かせがしやすい、リズム感溢れる文章も特徴。0・1・2才位の赤ちゃんにどんな絵本を選ぼうか迷っているならぜひ手に取ってみてください。

お子さんにとって、きっと大切な一冊となることでしょう。