爽やかに香り、バジルソースにしたり乾燥させたり、お洒落なイタリア料理との相性がいいバジル。水耕栽培との相性もよく、夏場はもりもり育ちます。初心者でもできるバジルの水耕栽培についてまとめました。
初心者でもできる!バジルの水耕栽培
水耕栽培を始めるとき、どの品種を選ぼうか悩みますよね。初心者でも失敗が少なく、おすすめしたい品種の一つがバジルです。
シソ科で香りの良いバジル。約1ヶ月後から収穫できはじめ、その後もどんどん育って長く収穫を楽しむことができます。日光も水も大好きな植物で、夏場は生育旺盛。食べきれないくらいもりもり育つ場合は、バジルソースにしたり、ドライバジルにしたりすると無駄なく消費できます。
バジルの育て方
基本的な育て方の流れは他の水耕栽培と同じ。
スポンジに種まきをして発芽させる
↓
発芽したら日当たりの良い場所へ
↓
根がある程度伸びたら苗を定植
↓
約4週間で順次収穫
となります。
必要なものや肥料など詳しくはこちらの記事をご覧ください。
水耕栽培に必要なものはそれほど多くありません。植物の成長段階によって少しずつ変わります。この記事ではお手軽に水耕栽培を始めたい人のために、なるべくシンプルに種まきから収穫までの流れと培地や肥料など必要なものを解説していき …
育て方の流れは上記の記事でご紹介したので、この記事ではバジルの成長の様子をご紹介します。
種まき
種は種まきの時期に100均やホームセンターで入手できます。スーパーでも売っているところもありますね。
私はホームセンターで購入したスイートバジルの種(アタリヤ)を使用しました。事前に水を吸わせ、水に沈んだ種をチョイス。
カットしたスポンジに入れた切り込みにごく浅く種を撒き、水溶性のトイレットペーパーを被せて霧吹き発芽までは暗いところへ。ただバジルはは好光性種子といって、発芽にもある程度の光を必要とするそうです。このやり方が正解なのかわかりませんが、1〜2日だけ薄暗いところに置いてその後は普通に室内に置いて乾燥しないように水替えをしておきました。
発芽後は日の当たる場所に置きます。
ブロッコリーやベビーリーフに比べると発芽までに時間がかかります。
日当たりが良ければ完全室内でも育ちます。
スポンジ苗
可愛らしい双葉。カラス除けや猫除けを使って、根っこがストレスなく伸びるように調節します。また水が大好きなので、スポンジが乾燥しないように気をつけます。
隣のベビーリーフより、成長がゆっくりなのがわかりますか?
この時期はじっくり育ちますが、夏場はどんどん葉をつけていくので心配いりません。水替えと肥料は基本的には1週間に1度行います。
定植
ある程度苗が育ったら、安定するように又密集しすぎないように定植します。定植にはいろいろな方法があるので、楽しみながら試してみましょう。基本は苗がグラグラせず安定するように、根っこや葉がストレスなく伸びていける空間を作ります。
ダイソーの色付き瓶と根っこが出るように穴を開けたフードパックを組み合わせて、ハイドロボールで安定させ定植してみました。
このやり方で定植したバジルは、秋までどんどん収穫できました。
3つとも発芽したスポンジ苗。本当は間引いた方が良かったのかもしれませんが、もったいなくて間引けず…。
結果ちゃんと大きく育ったので、オーライということで!
注意点まとめ
いくつかのダイソーの瓶で育ててみましたが、透明なものを使う場合は藻がつきやすいのでホイルなどで覆うようにするといいようです。
また同じシソ科ということで大葉の双葉とそっくり!実は大葉も一緒に育てていたので、本葉が出るまでどちらか分からなくなったことがありました。大葉と一緒に育てる場合はシールなどで判るように工夫した方がいいかもしれません。
また葉の収穫を長く楽しむには、花が咲かないように摘芯という作業をする必要があります。私は花が咲く前、7月の初めごろに背が伸びたバジルの上の方をバッサリ切り戻しました。小さな脇芽の少し上を目安に上部を切り戻すと、枝分かれしてたくさん収穫できるようになります。
切った部分はもちろん美味しくいただきます。
気温が上がり成長が軌道に乗ると、とても丈夫で育てやすいバジル。種まき時期の春から初夏になったら、試してみてはいかがでしょうか。