絵本「ぐるんぱのようちえん」は、大きなぞうのぐるんぱが、仲間に背中を押してもらって自分探しへ出かけるお話。子どもにとっては繰り返しや言葉のリズムが印象的な楽しい絵本です。ロングセラー「ぐるんぱのようちえん」をご紹介します。

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「ぐるんぱのようちえん」は楽しいロングセラー

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この絵本は

ぐるんぱのようちえん
作:西内 ミナミ
絵:堀内 誠一
出版社: 福音館書店

絵本「ぐるんぱのようちえん」は、1966年発行のロングセラー。一人ぼっちで暮らしてきた大きなぞうのぐるんぱが、ある日仲間に背中を押されて自分探し(仕事探し)の旅へ出るお話です。

もう50年以上前に発行された絵本ですが、全く古さを感じさせません。発行されたはさぞ洒落た感じが際立った最新の絵本だったことでしょう。今もまだおしゃれな感じは健在で、世代を超えて読み継がれている名作です。

対象年齢は

「ぐるんぱのようちえん」のの対象年齢は4才〜となっていますが、3・4才の年少さんくらいから楽しめる絵本です。

幼稚園や保育園でも大人気

タイトルに「ようちえん」が入っているだけあって、幼稚園や保育園でも年少、年中クラスで人気です。。理由はというと…

  1. カラフルでかわいい絵
  2. リズムの良い文が読み聞かせにぴったり
  3. 男の子も女の子も楽しめる
  4. 健気なぐるんぱをつい応援したくなる
  5. 園の子どもが幼稚園を好きになるエンディング

このくらいの対象年齢のお子さんは、繰り返し要素のある物語が大好き!「ももたろう」や「さるかに」などの日本昔ばなしや、「3びきのこぶた」や「7ひきのこやぎ」など枚挙にいとまがありません。

「ぐるんぱのようちえん」も繰り返しの要素で子どもの心を掴み、馴染みの深いようちえんがハッピーエンドの形で登場ということで、更に愛着が湧くことでしょう。

幼稚園を好きになってもらうために、入園直後の園での読み聞かせにもよく使われる絵本です。

ぐるんぱのようちえん

ぐるんぱはとっても大きなぞう。ずっと一人で寂しく暮らしていたぐるんぱは、仲間に背中を押されて(追い出されたようにもみえますが、多分親心的なものなのでしょう)仕事探しの旅に出ます。

ところが働き始めたビスケットやさん、お皿やさん、靴屋さん、どこのお店でもうまくいきません。サイズ感が違うんです。とっても大きなぞうなので。

このあたりのエピソードが、軽妙なセリフ回しでリズム良く進んでいきます。ただ、ぐるんぱとしてはなかなか自分の居場所を見つけられず、しょんぼりしてしまうんですね。

お話を聞く子どもたちは、この辺りで思い切りぐるんぱに感情移入して悲しい気持ちに。

そして最後にぐるんぱが見つけた居場所とは…というお話です。

最後は自分の輝ける場所を見つけたぐるんぱに、読み手も子どもたちも明るい気持ちになるでしょう。

自分の居場所を見つけに新しい街へ…ということで、少しだけ魔女の宅急便を思い出してしまうような自分探しの物語。

自分に合った仕事を探して頑張るぐるんぱの転職活動に、大人も自分の人生と重ね合わせてつい応援したくなる絵本です。

「ぐるんぱのようちえん」のかわいいグッズ

長く愛され続けた「ぐるんぱのようちえん」は、かわいいグッズも人気です。

こちらはお手玉サイズのかわいいぬいぐるみ。いつも一緒にいられます。

子どもと遊べるパペットも!

絵本を読んでぐるんぱが大好きになったお子さんへのプレゼントにいかがでしょう。