絵本は性別にかかわらず人気のものがたくさんありますが、ある程度の年齢になると、男の子と女の子で人気の絵本が変わってくる場合もあります。どちらかというと女の子に人気な絵本を集めてみました。もちろん、男の子が読んでも楽しいものばかりですよ!

女の子の好きな絵本

わたしのワンピース

この絵本は

作: 西巻 茅子
出版社:こぐま社
対象年齢:3才から
1969年の刊行のロングセラーです。

空から落ちてきた真っ白なきれを拾ったうさぎさん。ミシンをカタカタならしてワンピースを作ります。
真っ白だったワンピースは周りの景色にあわせてどんどん模様が変わっていって…というお話。

スカートやふわふわワンピースが好きになってきた頃、お洒落に目覚めた女の子にぴったりな絵本です。

様々な模様に変わっていくワンピースは、とてもお洒落。読み終わった後、クレヨンや色鉛筆を握って自由にデザインしてみたくなる創作意欲をくすぐる絵本でもあります。

「リサとガスパール」シリーズ

「リサとガスパール」シリーズ

この絵本は

文: アン・グットマン
絵: ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳: ひがし かずこ
出版社: 岩崎書店
対象年齢:3才

「リサとガスパール」は大人もファンが多いのでご存知の方も多いでしょう。
とにかくきれいでお洒落なフランスの絵本です。

多くの絵本があるシリーズですが、転校生のリサとリサと色違い?のガスパールが友達になるところから始まります。二人の出会いのシリーズ最初の絵本はこちらです。
PR・絵本ナビ

リサとガスパールは犬のようなウサギのような…とにかくキュートで個性的なキャラクター。

きれいな絵で女の子に人気ではありますが、元気いっぱいでいたずらもいっぱい!の楽しい2人に男の子のファンも多い絵本です。

「ペネロペ」シリーズ

「ペネロペ」シリーズ

この絵本は

文: アン・グットマン
絵: ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳: ひがし かずこ
出版社: 岩崎書店
対象年齢:3才

リサとガスパールシリーズの、作:アン・グットマン、絵:ゲオルグ・ハレンスレーベンのコンビの作品です。アニメにもなったので、幅広い人気の楽しい絵本。多くのファンいて、いろいろな年齢向きの絵本が刊行されています。

「ペネロペ ようちえんへいく」は、いたずら大好きペネロペの幼稚園の1日の様子を描いた楽しいしかけ絵本です。絵の具で遊んだり、外遊びをしたり、お誕生会をしたりという幼稚園生活がカラフルなで美しい絵と共に楽しめます。

美しい色彩感覚のグラフィックに小さな頃から触れることは、その後の感性にもいい影響を与えるかもしれません。

「マドレーヌ」シリーズ

「マドレーヌ」シリーズ

この絵本は

作・絵: ルドウィッヒ・ベーメルマンス
訳: 瀬田 貞二
出版社: 福音館書店
対象年齢:4才から

1972年刊行のロングセラー。パリの寄宿舎に先生と12人の女の子が暮らしていて…という設定からワクワクしますね!女の子たちの中で一番小さい子がマドレーヌ。

大きくて雰囲気があるパリの街並みの絵に、可愛い子どもたちとしっかりものの先生。瀬田貞二さんの訳も少し時代を感じるところもありますが、そこが味となっておりリズミカルで、読み聞かせにぴったりです。

シリーズ1作目「げんきなマドレーヌ」ではマドレーヌが盲腸になってしまい…というお話。

シリーズ2作目の「マドレーヌといぬ」は、溺れそうになったマドレーヌを助けてくれた犬を寄宿舎に連れて帰り…というお話。勇敢で賢い犬とずっと一緒にいたい女の子たちが健気です。この絵本はアメリカ最高の絵本賞、コールデコット賞受賞しています。

まとめ

お洒落なものに目がない小さな女の子に好まれる絵本をピックアップしてみました。ただ、どれも男の子もストーリーを楽しめるものばかりです。

男の子と女の子のきょうだいへの読み聞かせにも十分活躍しますので、もしよろしければ手にとってみてください!